本工事は、東海環状自動車道岐阜インターチェンジの西側に位置する御望山本線橋の下部工工事で、橋脚3基の施工をしました。
工区内に存在する古墳遺跡(洞第2古墳群)や現場周辺の柿畑に対して、十分に留意した施工を行う必要がありました。
施工のポイント
POINT-01
P2橋脚の場所打ち杭は、杭径2,000mmで、主筋はD51のダブル配筋となっている。過密配筋箇所のコンクリート充填不足による初期欠陥が懸念されたので、コンクリート分離低減剤を使用することで、充填不足を回避した。
またP2橋脚の東側には古墳があるため、施工ヤードの制限を受けたが、底版コンクリート打設時にコンクリートポンプ車が3台配置できるようにしたことで、底版コンクリート(1,500m3)を一日で打設することができた。
POINT-02
P3橋脚は2柱ラーメン式橋脚である。柱の施工では暑中コンクリート対策として、コンクリートの打込み温度を35℃以下にする必要があった。
その対策として、コンクリート打設箇所及び生コン車の待機場所に遮光シートで日除けを設置し、待機場所と荷下ろし場所では、ドラム部の冷却を図るためにミストファンを設置した。そのおかげで、コンクリートの温度を35℃以下にすることが出来たことで、品質の良いコンクリートを施工することができた。
環境配慮への取り組み
埋蔵文化財への影響が生じないような慎重な施工の徹底
ダンプトラックやアジテータトラック(生コン車)往来時の粉じん対策として散水車による工事用道路の散水を徹底
現場周辺で定期的な清掃活動を実施
地域住民への事前説明会を実施し、毎月の工事進捗がわかるお知らせの配布を行い、現場周りの定期的な清掃活動を実施して、地域とのコミュニケーションを図りました。
完成後の効果
周辺道路の交通状況が改善し、地域間の往来がより便利になる。
広域アクセスの充実による企業の生産性が向上する。
岐阜ICの利用により、迅速で安定した救急搬送が可能になる。
本工事は、環状道路内の渋滞緩和、沿線地域の地域産業・観光産業の支援、災害に強い道路機能の確保に寄与する重要な道路インフラの一環として実施されました。
プロジェクト概要
| プロジェクト名 | 東海環状自動車道 御望山本線橋(下部工)工事 |
|---|---|
| 発注者 | 中日本高速道路株式会社 名古屋支社 岐阜工事事務所 |
| 場所 | 岐阜県岐阜市洞 |
| 竣工年 | 2023年 |
| 工期 | 2020年12月~2023年04月 |
| 概要 | 施工延長 L=140m 橋脚 3基(橋脚高さ14.4m~36.1m) 基礎工 深礎ぐい Φ12,000 L=21.0m 1本 場所打ち杭 Φ2,000 L=40.5m 20本 場所打ち杭 Φ1,000 L=39.5m 45本 |



